ブリヂストンA工場で働いて、私が見たもの、私がしたこと、私に起きたことを発信します。セクハラ・パワハラ・モラハラのない社会へのささやかな一石を投じるために、療養しながら書いています。

卑怯なコミュニケーション型

吉田品質保証課長が、澤田労務CSR推進課長とともに私に契約終了を通告する面談の際、私がシャツを中に入れていないという因縁をつけてこられたことは先の記事(ブリヂストン彦根工場パワハラ事件)の下の方でお話しました。

       

「シャツをスカートに入れなかった」というおそろしいまでのみみっちい因縁を、その面談の場で吉田課長につけられました。私は、吉田氏の席から目と鼻の先のデスクにいる庶務の石毛さんが、スカートにシャツを入れているところを見たことがありません。

話すこと自体が苦痛ですが、ことの次第は以下になります。

私は工場内の材料試験室での業務中、しゃがんでの作業がかなりあったので、制服をスカートの事務服から、男性と同じストライプシャツに作業ズボンに変えさせてもらいました。吉田氏に確認し承認されていました。そして、ズボンを着て行った初日、お昼休みが終わって材料試験室に戻ってくると、主務者の狐さんからシャツを入れていないことを指摘されました。シャツをズボンに入れないといけないというルールを私は知らず、入れていませんでした。その時の狐さんの指摘の仕方が、コミュニケーションのし方として、とても精神的苦痛を起こさせるものでした。

曖昧に、抽象的に、顔が見えない誰かを引き合いに出して、言われました。

うまく言えないのですが、私の服装のことを誰か達が言っている、という内容のことを、何一つ具体的にせずに言って来られました。私は朝8:15からその格好で勤務していたのに直接私に言わず、私がいない所で顔の見えない人達が話して、昼休みに食堂から帰ってきた私に言われたことに、ジトーッとした陰湿さを感じました。出勤してきた私に言えばいいことです。また狐さんは材料試験室の主務者で、私は彼の補佐なので、彼が私に言えばいいことです。それを、自分ではなく「他の誰か達が言っている」という形で言われました。

〈余談ですが〉
狐さんは、よくこの方法を使っていました。「言われるけん。いややろ?」「言ってくる人がおるけん」と言って、人の服装などを制限したり禁止したりしていました。でも、実際にはそんなルールはなく、管理職の人も普通にしていることで、彼以外にそれをダメだとこだわっている人はいませんでした。彼はよその部署から来た社員にも、めざとく注意して指摘していました。「言う人がおるけん」というのは彼のことで、他の人は誰もそのことを気にしていないのでした。彼は、自分が「するな」とこだわっている服装などのことを、「他の人が」と言って、人にさせないということをよくしていました。こういう人は、中学校とかにいたように思います。

「他の誰か達が言っている」 

こういうコミュニケーションのし方は、とても一方的で卑怯なものだと思います。私 VS 誰か知らないけど言ってる人達という構図です。私はそういう言われ方をされると、疑心暗鬼になり、職場環境が急に悪くなり働きにくくなってしまいます。他の人もそうなると思います。

その気持ちを私は伝えました。そして、のっぺらぼうさん達ではなく、誰なのかを具体的に言って欲しい、でないと働きにくくなると伝えました。私が「構図が不均衡」と言うと、「不健康」と言っているのと間違われていました。

その後ロッカー室で、シャツを入れないと、「工場を歩く時に機械に巻き込まれる恐れがあるから」という説明を受けました。これをうけ私は、その直後にシャツを入れ、以来、例外なくシャツをズボンやスカートに入れています。

でも、ベストなしでスカート姿の女性社員が、シャツをスカートに入れている所を私はほとんど見たことがありません。見たことがないかもしれません。古株の石毛さんもいつもシャツはスカートから出していらっしゃいますし、工場内を歩いて材料試験室に来る時も、シャツは出していらっしゃいます。下がズボンだったらシャツが機械に巻き込まれる恐れがあり、下がスカートだったらシャツが巻き込まれる恐れがないことの意味がわかりません。

また、私は上に書いた、「私 VS 誰か知らないけど言ってる人達という構図で曖昧かつ抽象的に一般化して言わると、疑心暗鬼になり、職場環境が悪くなり働きにくくなってしまう」ことを、主務者の狐さんに伝えていましたが

その後も、これと同じ卑怯な構図でのコミュニケーションが繰り返されました。吉田品質保証課長によってです。これを受けて、澤田労務CSR推進課長に合理的配慮としてお願いしました。私だけ目隠しされた一方的なコミュニケーションは強い精神的苦痛を起こすので、相互的に具体的に明確に言うようにして欲しいと。私が障がい者社員として合理的配慮をお願いしたのは、この時だけです。しかし、聞き入れてはいただけず、この卑怯な構図でのコミュニケーションは、吉田品質保証課長と澤田労務CSR推進課長によって、何度も繰り返されました。明らかに、不均衡でアンフェアーな構図です。曖昧、抽象的、一般化で相手に言いたいことを言うのです。私 VS 誰か達 という風にして、疑心暗鬼にさせます。具体的にはなに1つ言われません。この一方的なコミュニケーション方法は、モラハラ型と言われています。この手法を、かれら2人の管理職は私に対して多用しました。 

(参照:吉田保証課長のモラハラ話法

 

私が唯一お願いした合理的配慮は、されるどころか逆のことをわざとのように何度もされ、挙句の果てには、契約終了の通告面談時に、吉田保証課長から「シャツを入れていない」と因縁をつけられました。

「コミュニケーションができない」とも言われましたが、コミュニケーションができずに困っていたのは私の方でした。いつも、一方的で卑怯なコミュニケーション型がそこにありました。1番コミュニケーションできない人達が、「コミュニケーションができない」と私に言ってらっしゃいました。

彼らの言うコミュニケーションの前提は、いつも一方的なものです。

あまりにも滅茶苦茶過ぎることが次々に起きて、精神が破綻してしまいました。