ブリヂストンA工場で働いて、私が見たもの、私がしたこと、私に起きたことを発信します。セクハラ・パワハラ・モラハラのない社会へのささやかな一石を投じるために、療養しながら書いています。

保養施設で出会った人達

私が滞在した保養施設には、様々な事情で、静養、保養が必要な人達がいました。

そこで、お互いに背景を抱えた同士、仲良くなって通じ合えた人達もたくさんいました。

保養先での歌の思い出  保養先での歌の思い出②  書くこと  ハラスメント被害者の迎合②(下の方)に書いた子達だけでなく

年配の方、おじいちゃん、お婆ちゃんとも、仲良くなって、親睦を深めていました。

ブリヂストンでは、壮絶なパワーハラスメントを私にした品質保証課長吉田氏などから

明白な嘘やこじつけ、一方的な決めつけと偏見による一方的な評価によって「問題」点をあげつらわれ辞めさせられましたが

 

その保養施設で出会った、心を病んで静養しにきた人達からは

「あんたはやさしい」「あなたみたいにいい子はいない」と言われました。

ブリヂストンの管理職から貼りつけられたレッテルとは、真逆の評価と厚い信頼を向けられていました。

 

  

 

その施設で、簡単なステンドグラスみたいな小絵画を透明シート上で作る作業を、私は気に入って、たくさん作品を作っていました。

すると静養仲間たちも興味を示して、私の作ったものを見に来ました。空想した喫茶店Tiki-Potoのシリーズです。

みんなでメニューや値段を考えました。アイス珈琲¥320、ホットケーキ¥400、苺チョコケーキ¥320、バナナジュース¥310、苺ミルク¥320とか。

 

あるおばちゃんが寄ってきて、私が作っているものを、まだ乾いてないのに触って、指紋がついたり

絵具がよがんだりしてしまいました。そのおばちゃんは重いうつ病で、そのせいか、

彼女が寄ってくるたびに、私の作っているものに指紋とか絵具のよがみや飛び散りをつけてしまいました。

その度に「ごめんね~!><」と謝ります。でも、毎回、やってしまいます。予想の機能が弱っているように見えました。心に重い傷を負うと、予想、判断、統合、保留、しばし待つ、宙ぶらりんのどっちつかずに耐える、切り替える、などの脳機能が低下したりします。

それも、私もわかるんです。彼女は「私の頭、おかしくなっててごめんね いつもぼーっとしてるの。ダメね、私。」と言いました。

私が「いいよ。これを見たら、○○さん思い出すけん。」と言うと、数秒後に意味がわかってポロポロ泣いていました。

 

私がその施設を去る時、お別れをお互いに惜しんで「元気でね」「忘れないよ」と言いました。

あるお婆ちゃんに、別れ際に私の手を握って「あんたは幸せな人生を送らなきゃだめよ」と言われました。

 

自傷行為を見せるおばちゃん に続く。

 


#保養施設で出会った人達  #症状と共に生活する